数ある格安SIM選びにおいて重要なことは、実際に使ったときの「回線速度」です。
特に、ギガを多く通信する人にとって「回線速度」は、無視できないポイントでしょう。
ええ。私の周りにも結構多いです。ギガを多く使う人ほど、「回線速度」にシビアです。
まぁ、そんな方は、スマホやパソコンを「四六時中」触っているから、少しでも「快適」に利用したいんでしょうね。
・・・でも、格安SIMを「10社」以上わたり歩いた経験からお伝えすると、マジで格安SIMは「おそい」です。
目次
格安SIMの回線速度が「遅い」理由
格安SIMは、安さ「第一」で考える事業者が多く、ケチって、利用者に対し通信設備が十分とは言えないことが多いからです。
例えば、1人、100Mbpsの回線(通信設備)なら、通信速度は「100Mbps」です。しかし、100Mbpsの回線に利用者が「10人」いたらどうなりますか?
単純計算で、1人あたり「10Mbps」。通信速度が「10分の1」になります。
そう思いますよね...。でも、すべての格安SIMが「おそい」わけではありません。
docomo、au、softbankと同じくらい「速い」格安SIMもあります。ahamo、povo、linemoみたいに大手「キャリア」のサブブランドは、速かったですね。
それなら、第4の「キャリア」と呼ばれる「楽天モバイル」なら、速いかもしれません。
そんな「楽天モバイル」の回線速度は、ネットの「ヘビーユーザー」でも満足できるのか、詳しく解説していこうと思います。
楽天モバイルの回線速度を徹底検証
Webページが重いと感じる回線速度って聞かれてわかります?
まず、第一に。回線速度が「おそい」とWebページが表示されるまでの時間が「ながく(重く)」なります。
これは、だれもが知るところなんですが、具体的に、回線速度「○○Mbps」なら「何秒」で表示されるかなんて、分からないと思います。
これだと、回線速度「○○Mbps」だけ、ひとり歩きして、「満足」できるのか「不満」に感じるか判断できませんね。
Webページの表示時間で回線速度の「良し悪し」を判断してみましょう
だからこそ、回線速度ごとにWebページが表示される時間が必要です。
よし、わかりました。指標をつくってみます。
回線速度ごとのWebページ表示時間を調査しました
調査に「Yahoo!」のトップページをつかいました。
環境は、楽天モバイルをテザリング(Wi-Fi)で接続したパソコン(WIndows)を使用し、Google Chromeのデベロッパーツールで回線速度を制御。
- 100Kbps
- 300Kbps
- 500Kbps
- 1Mbps
- 3Mbps
- 5Mbps
- 10Mbps
- 30Mbps
- 50Mbps
9パターンの回線速度でWebページの表示時間を調査しました。
ええ。人によって「おそい」と感じるポイントは違いますからね。なるべく多くのパターンを調査しました。
なお、表示時間は、同じくデベロッパーツールで読込完了を表す「Load」の時間とします。
それでは、調査結果を発表します。
回線速度を検証した結果「1Mbps」だと遅すぎ。「30Mbps」以上なら一瞬
回線速度 | Yahoo!が開くまでの時間 |
100Kbps | 2分 |
300Kbps | 1分30秒 |
500Kbps | 1分 |
1Mbps | 30秒 |
3Mbps | 10秒 |
5Mbps | 6秒 |
10Mbps | 3秒 |
30Mbps | 1.5秒 |
50Mbps | 1秒 |
Webページ表示に「100Kbps」未満は、実用に耐えられない
このような結果になりました。回線速度が「1Mbps」未満だと、Yahoo!が開くまでに1分かかりました。
そうですね。しかも「100Kbps」のとき、「再度読み込みしてください」というエラーメッセージも表示されました。
1Mbps未満で「満足」できる人はいないでしょう。
「30Mbps」以上の回線速度ならWebページ表示も一瞬
一方、「1Mbps」以上あれば、表示時間が大幅に改善されました。「5Mbps」なら6秒。「10Mbps」だと3秒。「30Mbps」なら一瞬で表示されます。
少しでも「快適」に利用したい「ヘビーユーザー」でも「30Mbps」以上であれば「満足」でしょう。
はい。これで「ヘビーユーザー」でも「満足」できる回線速度がわかりました。
いよいよ「楽天モバイル」の回線速度をみてみましょう。
楽天モバイルはヘビーユーザーが「満足」できる回線速度より「60%」はやい
ええ。この結果は、私の自宅(石川県野々市市)で計測したときの回線速度です。「速い」でしょう。
「30Mbps」以上あれば「満足」できるはずが、「楽天モバイル」はさらに「60%」高速です。「ヘビーユーザー」も納得の速度でしょう。
格安SIMの中でも「楽天モバイル」のネットは「サクサク」
結論です。楽天モバイルは「快適」です。
Webページを「瞬時」に表示できる回線速度を持っており、「情報収集」や「オンラインショッピング」をストレスなくこなせます。
ええ。オンラインショッピングサイトは「写真」が多いから「特に」回線速度が「速く」ないと表示に時間がかかりますね。
こんな「速い」回線が「使い放題」なのは、おかしいです...。
そうですね。動画を1日中みたり、容量の大きいアプリのダウンロードを頻繁に行わないと「使い放題」は無駄かもしれませんね。
そこで、楽天モバイルのオススメの使い方は「テザリング」です。
これは本当に「使い方次第」であなたの生活を大きく変えることができます。
テザリングは「スマホ」のネットを使って、パソコンやタブレット、ゲーム機をネットに繋げる機能のことです。
極端なことを言えば「テザリング」があれば「フレッツ光」などの家のネットは「不要」になります。
ということは、家のネットを解約できるので「毎月5,000円節約」できるのです。
わかりました。じゃあ、お話しましょうか。
・・・と言っても、これはちょっと話がなくなるので、次回の記事で詳しく解説させていただこうと思います。
次回の記事では、「楽天モバイルのテザリング」について具体的に解説させていただきますので、お見逃しのないように「しっかり」と読破しましょう!