「楽天モバイル」をはじめ、格安SIMを固定回線化して家のインターネットとすれば、毎月の通信費を2,000円から3,000円安くすることができます。
しかし、格安SIMの固定回線化は、非常にニッチな市場のため、ネットに出ている情報は専門性が高く
となりますよね。
今回は、楽天モバイルを固定回線化できる人気の方法を3つ集め、5個のポイントで比較して徹底検証。おすすめの方法をランキング形式でご紹介します。
- データ無制限・速度制限なし
- 工事不要
- 月額利用料金"3,278円"
webで申込み|30分で完了
楽天モバイル固定回線化の選び方
HirokiBlogが定義するベストな楽天モバイルの固定回線化方法は、
ニーズに沿った方法が選択できれば、余計な出費を避けることができます。
検証してわかった本当にコスパが良い固定回線化の方法を解説するので、固定回線化の参考にしてください。
通信速度の鍵は、WI-Fi規格
固定回線化における通信速度は、モバイル回線とWi-Fi規格で決まります。モバイル回線が高速であっても、モバイル回線以上の通信速度に対応していないと、Wi-Fi規格の通信速度が上限となります。
主要なWI-Fi規格を確認してみましょう。
無線LAN規格 | 通信速度(最大) | 周波数帯 |
IEEE802.11 ax | 9.6Gbps | 2.4GHz/5GHz |
IEEE802.11 ac | 6.9Gbps | 5GHz |
IEEE802.11 n | 300Mbps | 2.4GHz/5GHz |
IEEE802.11 a | 54Mbps | 5GHz |
IEEE802.11 g | 54Mbps | 2.4GHz |
IEEE802.11 b | 11Mbps | 2.4GHz |
楽天モバイルの通信速度は、
楽天モバイルの高速通信をスポイルしないためにも、通信速度300Mbpsの速度をほこるIEEE802.11n以上の規格に対応した機器選びが重要です。
固定回線化のメリットは、設置場所を固定せずに利用できること
固定回線化と言うものの、どのような場所でもインターネットを利用できます。
光回線のようにインターネット回線を設置する必要ないからです。
なかでも、バッテリーを内蔵した機器を使った固定回線化がおすすめ。コンセントがない場所であっても、最大10時間インターネットを利用できます。
固定回線化の初期設定はあなた。簡単に設定できる機種選びが大事
格安SIMを固定回線化するには、ルーターに適切なAPN設定が必要です。もし、この設定を誤るとインターネットを利用できません。だからこそ、
ご紹介する中の2つは、APN設定が不要。残り1つプリセットされた設定を選ぶだけでインターンネットを利用できます。
いずれも、簡単に設定できる機種を厳選したので、初期設定は5分から10分で完了します。
電波が不安なエリアなら複数のキャリアに対応した機種にしよう
キャリアによって得意なエリアと不得意なエリアが存在します。山間部など人口が少ない地域は、コストの面から基地局を増設しないことが多いためです。
このような地域にお住まいの方は、
もし、圏外だったとしても、格安SIMの乗り換えだけで済みます。複数のキャリアに非対応な機種だと、格安SIMの乗り換えごとに機種を購入しなければなりません。
ご紹介する中の2つは、楽天モバイル、docomo、au、SoftBankのすべての電波に対応しています。
コスパの判断は、通信費を全て合計して判断
固定回線化でコスパを判断するなら、
ご紹介する中の1つ、スマホのテザリングを利用した固定回線化は、スマホと固定回線化をひとつの契約にまとめられます。ようするに、スマホの料金を支払うだけで、家の中にある、パソコンやタブレット、ゲーム機などをネットに接続できるようになります。
コスパを重視するならおすすめの方法です。
iPhoneシリーズ (iPhone6s以降)
持ち物が増やしたくないミニマリストにおすすめ!コスパも最強
おすすめスコア★4.6
通信速度 ★5 設置のしやすさ ★5 初期設定の難易度 ★3
対応キャリア ★5 コスパ ★5
月額料金 3,278円〜
通信品の月額料金(スマホ+ネット) 3,278円〜
4G / 5G対応 | / |
実効速度 | 平均50Mbps |
バッテリー | |
対応キャリア | 全キャリア対応 |
なぜなら、iPhoneに備わるテザリング機能でPC、タブレット、ゲーム機をネットに接続できるからです。「配線でゴチャつくのは嫌」「持ち物は厳選したい」このように考える方に打って付けです。
利用用途と快適度
iPhoneを固定回線化した際の各利用と快適度は、次のとおりです。
メールやLINE 目安:0.1~1Mbps |
○ | メッセージや画像、添付ファイルのやりとりをはじめ、LINEの通話機能も何不自由なくご利用いただけます。 |
Webサイトの閲覧 目安:1~10Mbps |
○ | 画像が大量に掲載されているWebサイトであっても、瞬時に表示されます。 |
動画の視聴 目安:5~20Mbps |
○ | 動画サイトで最高画質(4K)の設定にしても、動画再生までの待ち時間は少なく、また、途中で止まることがありません。 |
オンラインゲーム 目安:30Mbps~ |
△ | 楽天モバイルであれば、平均40Mbps~60Mbpsの速度のためオンラインゲームの通信要件を満たしています。しかし、5GHzのWi-Fiに非対応のため、ゲームプレイ中に電子レンジなど電波干渉を起こす機器を使用すると、ゲームに支障が発生するでしょう。 |
リモートワーク 目安:5~20Mbps) |
△ | 楽天モバイルであれば、平均40Mbps~60Mbpsの速度のためリモートワークの通信要件を満たしています。しかし、5GHzのWi-Fiに非対応のため、TeamsやZoomなどのミーティングアプリで会議中に電子レンジなど電波干渉を起こす機器を使用すると、声が途切れたり会議から切断されることが発生するでしょう。 |
①通信速度
計測の結果、紹介する中で最も速い平均50Mbpsの通信速度を計測しました。テザリング時のWI-Fi規格は、最大300MbpsのIEEE802 11nに対応。高速通信が期待できます。
IPhone12の発売当初、「5GHzに対応」という発表がありましたが、2024年3月現在、5GHzの接続できません(筆者の環境)。電子レンジなどと同時利用すると電波干渉が発生し、通信速度の低下、通信切断が起きます。
②設置のしやすさ
ここは、説明不要でしょう。なぜなら、あなたが肌身離さず携帯するiPhoneが、そのまま固定回線として使えるのですから。
ただし、注意点がひとつあります。iPhoneを外に持ち出すと、家の中にあるWi-Fi機器の接続は切れます。一人暮らしの方、ネットに常時接続が必要なWi-Fi機器をお持ちでない方であれば問題ありません。
③初期設定の難易度
初期設定は、ご紹介する中で最も難しいと感じました。iPhoneに格安SIMの事業者が定めるAPNを設定しなければなりません。
例えば、こんな人は設定が難しいと感じるでしょう。
- スマホの初期設定をしたことがない
- ルーターの設定をしたことがない
- スマホの設定を触ったことがない
④対応キャリア
iPhonexx以降の機種であれば、docomo、au、SoftBank、どの通信事業者の格安SIMであっても、ご利用いただけます。
はじめての格安SIMや、電波や速度の問題で他社の格安SIMに乗り換える場合も、iPhoneSE(第3世代)以降の機種であれば、SIMを差し替えるだけで利用できます。つまり、新しい機器の購入が不要なので余計な出費が発生しません。
つまり、新しい格安SIMにあわせて機器の買い直しがいりません。
⑤コスパ
iPhoneの固定回線化は、紹介する中で最もコスパに優れます。なぜなら、iPhoneがあれば他の「機器」も「契約」も不要だからです。
例えば、スマホと固定回線を楽天モバイルで契約すると(3,278円+3,278円=6,556円)が毎月かかります。でも、iPhoneだけの契約だと(3,278円)です。節約額は年間約40,000円。これほどまで、コスパに優れた固定回線化方法はないでしょう。
iPhone | PIX-RT100 | Rakuten WiFi Pocket 2C | |
事務手数料 | 0円 | 0円 | 0円 |
製品価格 | 0円~ | 15,000円 | 1円 |
初期費用(合計) | 0円~ | 15,000円 | 1円 |
スマホ | 3,278円 | 3,278円 | 3,278円 |
ネット | 0円 | 3,278円 | 3,278円 |
月額料金(合計) | 3,278円 | 6,556円 | 6,556円 |
- データ無制限・速度制限なし
- 工事不要
- 初期費用"1円"
- 月額利用料金"3,278円"
webで申込み|30分で完了
PIX-RT100
唯一の据え置き機!安定性を求めるならコレ
おすすめスコア★4.2
通信速度 ★4 設置のしやすさ ★4 初期設定の難易度 ★5
対応キャリア ★5 コスパ ★3
本体価格 15,000円〜
月額料金 3,278円〜
通信品の月額料金(スマホ+ネット) 6,556円〜
4G / 5G対応 | / |
Wi-Fi(テザリング) | 2.4GHz IEEE802.11b/g/n 5GHz IEEE802.11a/n/ac |
最大通信速度 | 最大150Mbps |
実効速度 | 平均40Mbps |
バッテリー | |
対応キャリア | 全キャリア対応 |
PIX-RT100は、パソコンやゲーム機と有線LANケーブルで接続できるLANポートを4つ搭載しています。Wi-Fiと違い、有線LAN接続は電波干渉が起きず、唐突の切断に悩まされることがありません。
利用用途と快適度
PIX-RT100を固定回線化した際の各利用と快適度は、次のとおりです。
メールやLINE 目安:0.1~1Mbps |
○ | メッセージや画像、添付ファイルのやりとりをはじめ、LINEの通話機能も何不自由なくご利用いただけます。 |
Webサイトの閲覧 目安:1~10Mbps |
○ | 画像が大量に掲載されているWebサイトであっても、瞬時に表示されます。 |
動画の視聴 目安:5~20Mbps |
○ | 動画サイトで最高画質(4K)の設定にしても、動画再生までの待ち時間は少なく、また、途中で止まることがありません。 |
オンラインゲーム 目安:30Mbps~ |
○ | 楽天モバイルであれば、平均40Mbps~60Mbpsの速度のためオンラインゲームの通信要件を満たしています。さらにPIX-RT100は、電波干渉に強い5GHzWi-Fiへの対応と有線LANを利用できます。大事なオンラインイベントにも通信品質に心配することなく安心して参加可能です。 |
リモートワーク 目安:5~20Mbps) |
○ | 楽天モバイルであれば、平均40Mbps~60Mbpsの速度のためリモートワークの通信要件を満たしています。さらにPIX-RT100は、電波干渉に強い5GHzWi-Fiへの対応と有線LANを利用できます。TeamsやZoomで声が途切れる心配もなく、重要な会議にも安心してご利用いただけます。 |
①通信速度
計測の結果、IEEE802 11ac(600Mbps)に対応しているものの平均40Mbpsでした。しかし、電波干渉に強い5GHzに対応しているため、他の製品のように電子レンジを利用しても通信速度の低下や通信断といった症状は発生しませんでした。
②設置のしやすさ
PIX-RT100はSIMカードをセットしコンセントにさすだけでWI-Fiを利用できるため設置はしやすいです。家のコンセントがある部屋なら自由に持ち運び可能です。一方、バッテリーを内蔵していないため、コンセントがない屋外での使用はできません。
③初期設定の難易度
初期設定は、非常に簡単です。設定画面から接続したい格安SIMの名前を選択するだけでインターネットにつながります。PIX-RT100の初期設定は、初心者でも迷うことなく簡単に設定できるでしょう。
④対応キャリア
PIX-RT100は、楽天モバイル、docomo、au、SoftBank、すべてのキャリアに対応しています。PIX-RT100の1台が手元にあれば、通信事業者すべてのSIMカードを固定回線できますよ。
⑤コスパ
コスパは、紹介する中で一番悪いです。悪くなる原因は、本体価格にあります。Rakuten WiFi Pocket 2Cであれば、本体価格が1円。iPhoneをすでにお持ちなら0円。ところがPIX-RT100の本体価格は約15,000円。5GHz対応、有線LAN接続、全キャリア対応とすばらしいスペックを誇りますが、他の方法がコスパが良すぎるため悪く見えてしまいます。
冒頭でもご紹介しましたが、リモートワークやオンラインゲームなど通信品質を重視する方にオススメの製品です。
iPhone | PIX-RT100 | Rakuten WiFi Pocket 2C | |
事務手数料 | 0円 | 0円 | 0円 |
製品価格 | 0円~ | 15,000円 | 1円 |
初期費用(合計) | 0円~ | 15,000円 | 1円 |
スマホ | 3,278円 | 3,278円 | 3,278円 |
ネット | 0円 | 3,278円 | 3,278円 |
月額料金(合計) | 3,278円 | 6,556円 | 6,556円 |
- データ無制限・速度制限なし
- 工事不要
- 初期費用"1円"
- 月額利用料金"3,278円"
webで申込み|30分で完了
Rakuten WiFi Pocket 2C
圧倒的な本体価格の安さ!バッテリー内蔵で屋内、屋外どちらも使える
おすすめスコア★4
通信速度 ★4 設置のしやすさ ★4 初期設定の難易度 ★5
対応キャリア ★3 コスパ ★4
本体価格 1円〜
月額料金 3,278円〜
通信品の月額料金(スマホ+ネット) 6,556円〜
4G / 5G対応 | / |
Wi-Fi(テザリング) | 2.4GHz IEEE802.11b/g/n |
最大通信速度 | 最大150Mbps |
実効速度 | 平均40Mbps |
バッテリー | |
対応キャリア 楽天モバイル/docomo/au/SoftBank |
/// |
Rakuten WiFi Pocket 2Cは、スタイリッシュで携帯しやすさを謳う楽天モバイル公式のモバイルルータです。最大10時間駆動するバッテリーを内蔵しますが、重量はたったの100グラム。手のひらに収まるサイズで、キャッチフレーズに偽りありません。
利用用途と快適度
Rakuten Wi-Fi Pocket 2Cを固定回線化した際の各利用と快適度は、次のとおりです。
メールやLINE 目安:0.1~1Mbps |
○ | メッセージや画像、添付ファイルのやりとりをはじめ、LINEの通話機能も何不自由なくご利用いただけます。 |
Webサイトの閲覧 目安:1~10Mbps |
○ | 画像が大量に掲載されているWebサイトであっても、瞬時に表示されます。 |
動画の視聴 目安:5~20Mbps |
○ | 動画サイトで最高画質(4K)の設定にしても、動画再生までの待ち時間は少なく、また、途中で止まることがありません。 |
オンラインゲーム 目安:30Mbps~ |
△ | 楽天モバイルであれば、平均40Mbps~60Mbpsの速度のためオンラインゲームの通信要件を満たしています。しかし、5GHzのWi-Fiに非対応のため、ゲームプレイ中に電子レンジなど電波干渉を起こす機器を使用すると、ゲームに支障が発生するでしょう。 |
リモートワーク 目安:5~20Mbps) |
△ | 楽天モバイルであれば、平均40Mbps~60Mbpsの速度のためリモートワークの通信要件を満たしています。しかし、5GHzのWi-Fiに非対応のため、TeamsやZoomなどのミーティングアプリで会議中に電子レンジなど電波干渉を起こす機器を使用すると、声が途切れたり会議から切断されることが発生するでしょう。 |
①通信速度
計測の結果、5GHz帯に対応してないものの、IEEE802 11nに対応しているため平均40Mbpsと十分な通信速度を計測しました。通信速度が求められる、オンラインゲームでもラグなくプレイできます。一方、Wi-Fiが2.4GHzに対応していないため、電子レンジを使うと通信が途切れる事象が発生しました。電波干渉に弱い点がRakuten WiFi Pocket 2Cの欠点でしょう。
②設置のしやすさ
Rakuten Wi-Fi Pocket 2CのWi-Fiの電波強度は2LDK〜3LDKのマンションであれば、カバーできます。もし電波が届きにくい部屋で作業が必要になっても、10時間駆動するバッテリーを内蔵しているため、固定回線として設置しやすいと言えるでしょう。
③初期設定の難易度
初期設定は、紹介する中で最も簡単でした。難しいAPN設定は不要で、SIMカードを本体にセットするだけで完了です。これなら、ネットに詳しくない人でもオススメできると感じました。
④対応キャリア
対応キャリアは4キャリア中3キャリア(楽天モバイル、docomo、au) に対応。楽天モバイル以外の他社SIMも、Rakuten WiFi Pocket 2Cで固定回線化が可能です。
⑤コスパ
楽天モバイルと同時にRakuten WiFi Pocket 2Cを購入すると、本体価格が1円になるキャンペーンも実施中ということもあり、はじめての1台に打って付けの方法といえるでしょう。
iPhone | PIX-RT100 | Rakuten WiFi Pocket 2C | |
事務手数料 | 0円 | 0円 | 0円 |
製品価格 | 0円~ | 15,000円 | 1円 |
初期費用(合計) | 0円~ | 15,000円 | 1円 |
スマホ | 3,278円 | 3,278円 | 3,278円 |
ネット | 0円 | 3,278円 | 3,278円 |
月額料金(合計) | 3,278円 | 6,556円 | 6,556円 |
- データ無制限・速度制限なし
- 工事不要
- 初期費用"1円"
- 月額利用料金"3,278円"
webで申込み|30分で完了
まとめ
今回は、楽天モバイルを固定回線化できる人気の方法を3つ集め、5個のポイントで比較して徹底検証。おすすめの方法をランキング形式でご紹介しました。
- ①通信速度
- ②設置のしやすさ
- ③初期設定の難易度
- ④対応キャリア
- ⑤コスパ
利用用途にあった、商品を選ぶことでコスパの良い方法を選択できます。検証してわかったことは、どの方式であっても楽天モバイルの通信速度は速かったこと。モバイル回線であることを忘れるくらい、ネットが利用できました。
- データ無制限・速度制限なし
- 工事不要
- 初期費用"1円"
- 月額利用料金"3,278円"
webで申込み|30分で完了